セクションアウトライン
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※授業は基本的に対面で行います。このコースは、基本的に補講および学生の復習用資料として使用するものです。
連絡先について:
・授業の内容についての連絡・相談・質問は、中村(yutakan@wa.seitoku.ac.jp)へご連絡ください。Teamsのチャットによる連絡でも構いません。原則として、それ以外の連絡手段は避けてください。メールやチャット以外の手段で連絡を頂いても返信できない場合があります。
・Moodleの操作については、総合メディア室(center@wa.seitoku.ac.jp)へご連絡ください。教員はMoodleのシステムや機器操作についてはお答えできません。連絡を頂いても返信できない場合があります。
・授業の履修などその他の授業についての質問・連絡等は教育支援課へ連絡して下さい。
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「教育原理」という科目は、主に教育に関する基礎原理や理論、教育制度の基礎知識を学ぶ科目です。一部の学生にとっては卒業に至るまでの関門になるようです。例年は、各回テーマに応じたレジュメ(A4版で3~4枚)を配付し、スライドを用いて解説するかたちで授業を進めてきました。本年度も現状ではそのように授業を行います。
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第2テーマは、現代日本における学校教育の概要を確認します。
第1テーマは、科目の目的、進め方、評価方法などのガイダンスでした。第2テーマは、科目の内容面でのガイダンスです。すなわち、例年は本テーマにおいて本科目では具体的にこのようなことを、このように学んでいくという実演を行ってきました。
また、このテーマには第3テーマ以後の学びにおける前提としての意味もあります。すなわち、第3テーマ~第8テーマにおいて教育の基礎原理や教育思想史について学ぶ以前に、「日本の教育が具体的にどのようになっているか」「日本の教育にはどのような問題があるか」ということを踏まえる必要があるわけです。
第2テーマの課題は、本テーマの復習と、第3テーマの予習から構成されます。予習復習ともに一定の作業が必要とされます。指定された様式に従うことは当然として、示された文章量を満たすよう課題へ臨んでください。
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第3テーマから第6テーマでは、「教育とは何か」という教育の基礎原理を学びます。本テーマは、そのうち「教育」という言葉に注目します。すなわち、「教育」という言葉にはどのような意味があるのか、この意味とは、実際のいとなみとしての教育とどのような関係にあるのかということなどを学びます。最後に、この授業のこのテーマにおける「教育の定義」を示します。
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第3テーマから第6テーマでは、「教育とは何か」という教育の基礎原理を学びます。本テーマは、そのうち教育をめぐる二つの考え方について学びます。
「教育」は、基本的に学習者とその支援者である教育者によって成立するいとなみです。このいとなみをめぐっては本来無数の考え方があります。本テーマでは、これをごく単純化し、学習者の成長発達に重点を置く考え方と、教育者によるはたらきかけに重点を置く考え方に二分してとらえます。
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第3テーマから第6テーマでは、「教育とは何か」という教育の基礎原理を学びます。本テーマは、そのうち教育と「社会的能力」の関係について学びます。
「教育」は、基本的に学習者とその支援者である教育者によって成立するいとなみです。第4テーマでは、この教育をめるぐ考え方をごく単純化し、「教」を重視する教育観と、「育」を重視する教育観として整理しました。本テーマの内容は、このうち「教」と深く連関します。すなわち、「教」を重視する教育観のもとでは、学習者の個性・興味・関心などの育成よりも、社会のルールやマナー、文化等を「教え込む」ことが重視されます。そして、なぜこうした教育観なり教育のいとなみが行われる必要があるのかを本テーマで考えて頂きます。
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第3テーマから第6テーマでは、「教育とは何か」という教育の基礎原理を学びます。本テーマは、第3~5テーマの内容を踏まえて、教育が行われる時間と空間について考えます。
第3テーマにおいて、「教育」を、端的には「学習者の成長発達を支援するいとなみ」と捉えました。第4テーマでは、このいとなみを二つの側面(「教」と「育」)から整理しました。第5テーマにおいては、「社会的能力」という観点から、教育の社会的意味について考えました。このように、個人にとっても社会にとっても重要な意味を持つ「教育」といういとなみは、いつ、どこで、誰によって行われているでしょうか。これが本テーマにおける中心的課題になります。
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終了予定: 2025年 07月 21日(月曜日) 00:00
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第9テーマは、現代日本における教育法規と学校教育の要点を学びます。第2テーマで確認した内容をより厳密に理解することを求めます。
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終了予定: 2025年 07月 21日(月曜日) 00:00
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第10テーマは、就学前教育制度のうち、幼保二元体制の特徴と問題点を学びます。端的には、幼稚園と保育所に関する制度、特に両者の違いを理解することを求めます。
本テーマの学習について、レジュメの補足・解説を用いて、レジュメの0において関連用語を整理し、ⅠおよびⅡにおいて幼児教育・保育の歴史の概要を確認します。Ⅲについては自己学習が中心となります(前半はここまでです)。これは、10テーマの課題の主たる内容になります。
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第10テーマ 就学前教育(1)の続きとなります。レジュメⅢの表の下に示される重要語などについて学びます。(前半の内容です)。
【重要】 今回は、第10テーマの残りと第11テーマの一部を学びます。
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第11テーマは、就学前教育制度のうち、近年の幼保一元化の動向を学びます。端的には、幼保一元化という考え方および政策、そして、2015年4月以後の「子ども・子育て支援新制度」について理解することを求めます。
本テーマと前の10テーマの内容は連続しています。両テーマを合わせて示す情報量は膨大です。したがって、通学授業では10,11テーマを3コマを使用して展開していました。Moodleを使用したオンライン授業でもそれに準じます。
本テーマの学習についてです。第10テーマの内容、特に幼保二元体制とその問題点をよく理解していれば、本テーマそのものはそれほど難解な内容ではありません。それは、レジュメの構成(0とⅠが第10テーマの復習)からも明らかです。具体的には、第10テーマの内容を踏まえた上で、「幼保一元化」についてよく理解し(ここまでが前半の内容です。この「補足・解説」は第10テーマのそれに含まれています)、その近年の動向を大まかに追うことになります。特に、「子ども・子育て支援新制度」と、その重要施策についての理解は欠かすことができません(後半の内容です)。
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第12テーマは、教員の免許制度を学びます。学校教員について、詳しくは「教職入門」という授業で学習することになります。そこで、本テーマでは教員にとって不可欠な「教員免許状」の仕組みについて基礎的な情報を修得します。具体的には、教員の「免許所持の原則」、教員養成の「開放性の原則」、そして、教員免許状更新講習について、原則の意味や制度の基礎について知識を身に付けて下さい。いずれも保育科学生にとっては重要な内容です。
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第13テーマは、教育課程と教育内容について学びます。教育課程についてイメージしにくい学生もいると推察します。しかし、これまでの学校体験や、現在そしてこれからの学生生活と教育課程は密接な関係にあります。そして保育者として幼児教育・保育に携わるにあたり、皆さんは教育・保育課程を作成し運営する立場になっていきます。こうした教育課程について、詳しくは「教育課程論」などの授業で学習することになります。そこで、本テーマでは教育課程についてごく基礎的な情報を修得します。具体的には、学習指導要領について、試案から告示への変化、そしてその意味について理解を深めて下さい。また、教育課程を支える重要な存在である教科書の仕組みについても、本テーマで合わせて学びましょう。
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第14テーマは、障害と教育について学びます。これまで障害(児者)と関わった経験がなく、それらについてイメージしにくい学生もいると推察します。しかし、保育者は障害と教育(および保育)について一定以上の知見を有する必要があります。本年度2,3月に障害児・者関連施設で実習を行う学生も多くいるでしょう。
こうした障害と教育(および保育)について、詳しくは「障害児保育」などの授業で学習することになります。そこで、本テーマでは障害と教育についてごく基礎的な情報を修得します。具体的には、障害をめぐる状況、たとえば特殊教育から特別支援教育への変遷などについて学びます。
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終了予定: 2025年 07月 21日(月曜日) 00:00
授業の復習用・試験勉強用に使用して下さい。
試験の開始日の0時にこのファイルへはアクセスできなくなります。
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終了予定: 2025年 07月 21日(月曜日) 00:00
授業の復習用・試験勉強用に使用して下さい。
試験の開始日の0時にこのファイルへはアクセスできなくなります。
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終了予定: 2025年 07月 21日(月曜日) 00:00
復習用課題(第3~6テーマ)に、制限時間(20分)を加えたものです。定期試験は、同様の方法で45分の制限時間を課します。必要に応じてこの課題をご活用下さい。問題の内容は、上の復習用課題(第3~6テーマ)とまったく同じです。
試験の開始日の0時にこのファイルへはアクセスできなくなります。
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